おにがきた【鬼が来た】
長部日出雄の長編小説。昭和52年(1977)から昭和54年(1979)にかけて「週刊文春」誌で連載。昭和54年(1979)、上下2巻で単行本刊行。棟方志功の生涯を綿密な調査に基づき描いた作品で、...
おに‐が‐しま【鬼ヶ島】
鬼がすむとされる想像上の島。
おに‐がしら【鬼頭/纛】
「大頭(おおがしら)1」に同じ。
おに‐が‐じょう【鬼ヶ城】
三重県熊野市木本町の海岸の奇岩や洞窟(どうくつ)群。天然記念物。
鬼(おに)が住(す)むか蛇(じゃ)が住(す)むか
どんな恐ろしいものが住んでいるかわからない。人の心の底にはどんな考えが潜んでいるのか想像がつかない。
鬼(おに)が出(で)るか蛇(じゃ)が出(で)るか
前途にはどんな運命が待ち構えているのか予測できない。鬼が出るか仏(ほとけ)が出るか。 [補説]からくり人形師の口上から出た語。
おに‐がみ【鬼神】
《「鬼神(きしん)」を訓読みにした語という》荒々しく恐ろしい神。きじん。
おにがら‐やき【鬼殻焼(き)】
イセエビやクルマエビを殻のまま背開きにし、付け焼きにした料理。
おに‐がわら【鬼瓦】
大棟(おおむね)や降(くだ)り棟の端に飾る瓦。獣面のほか蓮華文(れんげもん)などがあり、鬼面がなくてもいう。 [補説]狂言の曲名別項。→鬼瓦
おにがわら【鬼瓦】
狂言。都に出てきた大名が訴訟に勝って因幡(いなば)堂へお礼参りに行ったとき、鬼瓦を見て国もとの妻の顔を思い出して泣くが、太郎冠者に慰められて、笑う。