おのころ‐じま【磤馭慮島】
《「自凝(おのころ)島」の意で、自然に陸地が凝り集まってできた島の意》日本神話で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神が、はじめて作ったという島。転じて、日本の称。
おの‐ごこう【小野御幸】
白河院が、雪の朝に洛北小野皇太后歓子(かんし)を訪問した故事。皇太后が、「屋内から雪見もなされまい」と、庭に席を設けたので、院はその風雅の心に感嘆したという。古今著聞集・十訓抄などにみえる。雪見御幸。
おの‐さま【己様】
[代]二人称の人代名詞。近世、女性が男性をさしていう。あなた。おまえさま。おのさん。「きぬ織らせて—のお小袖にして参らせん」〈浄・京わらんべ〉
おの‐し【小野市】
⇒小野
お‐のし【御主】
[代]《「おぬし」の音変化》二人称の人代名詞。男女ともに用いたが、近世、特に町人の女性や遊女が使った。おまえ。そなた。「これ番頭、—が呑(の)むものはなんだ」〈滑・浮世風呂・前〉
おの‐ず‐から【自ずから】
[副]《「己(おの)つ(格助詞)柄(から)」の意》 1 そのもの自体の力、成り行きに基づくさま。自然に。ひとりでに。おのずと。「この誤解は時が来れば—解ける」 2 偶然。たまたま。まれに。「—礎...
おの‐ず‐と【自ずと】
[副]ひとりでに。おのずから。「繰り返し読めば—意味がわかってくる」
お‐のぞみ【御望み】
「望み1」の尊敬語。「何を—ですか」
おのだ【小野田】
山口県南西部にあった市。古代は陶業の中心であった。明治中期以来、セメント・化学工業が盛ん。平成17年(2005)3月に山陽町と合併して山陽小野田市となった。→山陽小野田
おのだ‐し【小野田市】
⇒小野田