おも【母】
1 はは。「韓衣(からころむ)裾に取り付き泣く子らを置きてそ来ぬや—なしにして」〈万・四四〇一〉 2 乳母。ちおも。「みどり子のためこそ—は求むといへ乳(ち)飲めや君が—求むらむ」〈万・二九二五〉
おも【面】
1 顔。顔つき。容貌(ようぼう)。「いと美(うる)はしき君が—」〈上田敏訳・海潮音・春の貢〉 2 表面。「川の—」 3 おもかげ。「佐野山に打つや斧音(をのと)の遠かども寝もとか児ろが—に見えつ...
おも【主/重】
[形動][文][ナリ]重要なさま。中心になるさま。「この地方の—な産物」「—なメンバー」 [名](ふつう「オモ」と書く)狂言用語。 1 主役のこと。現在はシテという。 2 「主(おも)あど」の略。
オモア【Omoa】
中央アメリカ、ホンジュラス北西部の町。サンペドロスーラの北約30キロメートル、カリブ海のホンジュラス湾に面する。スペイン植民地時代に築かれたサンフェルナンド砦(現在は博物館)が残っている。
おも‐あど【主あど/重あど】
狂言で、二人以上のアドの、主となるほう。
おも‐あわせ【面合(わ)せ】
物をたたんだり重ねたりするときに表と表が合うようにすること。⇔裏合わせ。
おもい【思い/想い/念い】
1 ある物事について考えをもつこと。また、その内容。所懐。「年頭の—を述べる」 2 予想。予期。想像。「—もしない結末」 3 願い。望み。「長年の—がかなう」「—を遂げる」 4 物思い。回想。「...
おも・い【重い】
[形][文]おも・し[ク] 1 目方が多い。力を入れないとそのものを支えたり動かしたりできない。「—・い本」「からだが2キロ—・くなった」「坂道で自転車のペダルが—・い」⇔軽い。 2 動きが鈍い...
おもい‐あ・う【思い合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに恋しく思う。愛し合う。「—・った仲」 2 偶然、双方の考えが一致する。「『…身共の御館もここぢゃ』『これは—・うた事ぢゃ』」〈狂言記・鴈雁金〉
おもい‐あえ◦ず【思ひ敢へず】
[連語] 1 思い切れない。「たまの緒の短き心—◦ず」〈古今・雑体〉 2 考えつかない。思い及ばない。「思ひなるやうもありしかど、ただ今、かく—◦ず」〈源・総角〉