うな‐かぶ・す【項傾す】
[動サ四]首を垂れる。うなだれる。「山処(やまと)の一本薄(ひともとすすき)—・し汝が泣かさまく」〈記・上・歌謡〉
うなぎ‐いけ【鰻池】
鹿児島県、薩摩(さつま)半島南部の池田湖の東にある火口湖。面積1.2平方キロメートル、周囲4.2キロメートル、最大深度56メートル。オオウナギが生息し、ワカサギの養殖が盛ん。霧島(きりしま)錦江...
うねめ【采女】
宮中の女官の一。天皇・皇后の側近に仕え、日常の雑事に従った者。律令制以前からあったとみられるが、律令制では諸国の郡司一族の子女のうちから容姿端麗な者を出仕させて、宮内省采女司(うねめのつかさ)が...
うす‐はなざくら【薄花桜】
1 色の薄い桜の花。「紅の—匂はずはみな白雲と見てや過ぎまし」〈詞花・春〉 2 薄い桜色。「当世顔はすこし丸く、色は—にして」〈浮・一代女・一〉 3 薄い藍色。→薄花色 4 襲(かさね)の色目の...
うすざくら‐もえぎ【薄桜萌葱】
襲(かさね)の色目の名。表裏とも薄青。一説に、表は薄青、裏は薄紅とも。春に用いる。
うまや‐の‐べっとう【厩別当】
院庁や摂関家で、厩司(うまやのつかさ)の長官。
うえ‐した【上下】
1 位置・場所などの上と下。じょうげ。「書棚の—を入れ替える」 2 (「うえしたになる」の形で)上と下が逆になる状態。さかさま。「揺れて積み荷が—になる」 3 身分の上下。また、身分の上の者と下...
いんべ【斎部/忌部】
《「いみべ」の音変化》姓氏の一。大和朝廷で中臣(なかとみ)氏と並んで祭祀(さいし)をつかさどった一族。平安初期に忌部を斎部と改称。いむべ。 [補説]「斎部/忌部」姓の人物斎部広成(いんべのひろなり)
う‐えじふ【右衛士府】
左衛士府とともに宮城の警衛などをつかさどった役所。→衛士府
インドラ【(梵)Indra】
インド神話の軍神。暴風雨をつかさどり、火の神アグニとともにバラモン教の中心。仏教に入って帝釈天(たいしゃくてん)となる。因陀羅(いんだら)。