宮中の女官の一。天皇・皇后の側近に仕え、日常の雑事に従った者。律令制以前からあったとみられるが、律令制では諸国の郡司一族の子女のうちから容姿端麗な者を出仕させて、宮内省采女司 (うねめのつかさ) が管理した。名目的には江戸時代まで存続した。うねべ。

[補説]曲名別項。→采女

謡曲。三番目物。作者未詳。世阿弥説もある。昔、猿沢池に身を投げた采女の霊が、旅僧に故事を語り、僧が回向 (えこう) すると舞をまう。