かん‐かい【官海】
官吏の社会を広い海にたとえた語。「—の風波穏かならず」〈紅葉・二人女房〉
かん‐かい【官界】
官吏の社会。役人の世界。
かん‐かい【官階】
官職の等級。「唐風の衣服を官服と定め、—を定め」〈田口・日本開化小史〉
かん‐かい【勘会】
律令制で、地方官の行政の実際と中央官庁の帳簿とを照合すること。かんえ。
かん‐かい【勧戒】
[名](スル) 1 仏語。戒を受けるようすすめること。 2 「勧誡(かんかい)」に同じ。
かん‐かい【勧解】
裁判官が、原告と被告との間に立って民事上の争いを和解させる制度。明治8年(1875)創設、同23年廃止。現在の調停にあたる。
かん‐かい【勧誡】
[名](スル)善に向かうようにすすめ、悪に陥らないよういましめること。「嘗(かつ)て弥氏(ミルレル)を—して曰(いわ)く」〈中村訳・西国立志編〉
かん‐かい【感懐】
ある事柄に接して心に抱く思い。「—を述べる」
かん‐かい【歓会】
会ってよろこびを交わすこと。また、楽しい会合。「今宵の—も中々に忘られぬ思寝の涙なるべし」〈樗牛・滝口入道〉
かん‐かい【寛解/緩解】
[名](スル)病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。癌(がん)や白血病など、再発の危険性のある難治の病気治療で使われる語。例えば、癌が縮小して症状が改善さ...