琴(こと)の緒(お)絶(た)・ゆ
《中国の春秋時代、琴の名人伯牙(はくが)が、友人の鍾子期(しょうしき)が死んだとき、もはや自分の琴を理解する者がいないと言って琴の緒を絶ち、生涯琴を弾かなかったという「呂氏春秋」本味の故事から》...
サキシトキシン【saxitoxin】
ムラサキイガイなどの貝類に含まれる毒。プランクトンの渦鞭毛藻(うずべんもうそう)が生産・含有し、餌として取り込まれる。貝による食中毒の原因となり、神経を麻痺(まひ)させる。
くまがや【熊谷】
埼玉県北部の市。中山道の宿場町として発達。鎌倉時代には熊谷直実(くまがいなおざね)の所領で、居館の跡が熊谷寺(ゆうこくじ)となっている。現在は重化学工業が盛ん。平成17年(2005)に大里町・妻...
さん‐でん【散田】
1 平安時代、荒廃田・損田など、本来の姿を失った田地。 2 荘園領主直属の田地。作人に請作(うけさく)させて地子(じし)をとった。 3 近世、農民の死亡・逃散(ちょうさん)、または没収などによっ...
さびし・い【寂しい/淋しい】
[形][文]さび・し[シク]《「さぶし」の音変化で、動詞「寂(さ)びる」に対応する形容詞》 1 心が満たされず、物足りない気持ちである。さみしい。「—・い顔つき」「懐が—・い(=所持金が少ない)...
下戸(げこ)と化(ば)け物(もの)は無(な)し
この世に化け物がいないように、本当に酒の飲めない人はいない。
くまがいじんや【熊谷陣屋】
浄瑠璃「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」の三段目切(きり)の通称。平敦盛を救えとの源義経の密命を果たすため、敦盛の身代わりとして息子の小次郎を犠牲にした熊谷直実(くまがいなおざね)は、無常...
しみん‐こうけんにん【市民後見人】
一般市民による成年後見人。認知症や知的障害などで判断能力が不十分になった人に親族がいない場合に、同じ地域に住む市民が、家庭裁判所から選任され、本人に代わって財産の管理や介護契約などの法律行為を行...
かんな‐づき【神無月】
《「かむなづき」とも表記》陰暦10月の異称。かみなしづき。かみさりづき。《季 冬》「—ふくら雀ぞ先づ寒き/其角」→神在月(かみありづき) [補説]語源については、全国から神々が出雲大社に集まるた...
くう‐けい【空閨】
夫婦の片方がいないために、独りで寂しく寝る寝室。孤閨。空房。「—をかこつ」