なん‐てん【南天】
1 南の空。南半球の空。⇔北天。 2 メギ科の常緑低木。本州中部以南の暖地に自生。葉は羽状複葉で、先のとがった楕円形の堅い小葉からなる。6月ごろ、白い小花を円錐状につける。果実は球形で、ふつう赤...
なんよう‐すぎ【南洋杉】
1 ナンヨウスギ科の常緑高木。生長が早く、樹皮はざらざらして横に裂け、枝は輪生する。葉は針形。オーストラリアの原産で、日本では温室で栽培。アローカリア。 2 ナンヨウスギ科の裸子植物の総称。38...
南山(なんざん)の寿(じゅ)
《「詩経」小雅・天保から》終南山が崩れないように生命や事業がいつまでも続くこと。人の長寿を祝う言葉。
にお‐がい【鳰貝】
ニオガイ科の二枚貝。貝殻は白色で細長く、殻長約5センチ。殻表の前半はやすり目状をし、潮間帯の泥岩に穴を掘ってすむ。
なんじせいしっかんこくふくけんきゅう‐じぎょう【難治性疾患克服研究事業】
平成22年(2010)から平成25年(2013)まで行われた厚生労働省の事業。国の難病対策の一つ。脊髄小脳変性症・多発性硬化症・再生不良性貧血など130の特定疾患を対象に、研究班を設置し、原因の...
なん‐こつ【軟骨】
軟骨細胞とそれを取り囲む基質からなる支持器官。弾力性があり、脊椎動物によく発達。発生初期は骨格の大部分を占めるが、のちに骨組織に置換され、人間では関節・喉頭蓋(こうとうがい)・耳介・椎間板などに...
なみ‐がえし【波返し】
1 堤防などの上面を海側に反らせ、波がはね返るようにした工作物。波返し工。 2 雅楽の「青海波(せいがいは)」を演奏する際の打楽器の打ち方。 3 箏(そう)の弾き方の一。右手の中指と食指を表・裏...
なみのこ‐がい【波の子貝】
フジノハナガイ科の二枚貝。潮間帯の砂地にすみ、干満の波にのり移動する。殻長約2センチ。貝殻は丸みのある三角形で平たく、白色・褐色・紫褐色など。なみあそび。
な◦む
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む(ん)」》 1 推量を強調する意を表す。きっと…だろう。…にちがいない。「世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなり—◦め」〈古今・...
なみまがしわ‐がい【波間柏貝】
ナミマガシワガイ科の二枚貝。浅海の岩や小石などに付着し、貝殻はほぼ円形で薄く、殻長約4センチ。左殻は雲母状の光沢があり、白・黄・赤橙色など。右殻には足糸を出す大きな穴がある。