へん‐こ【偏枯】
[名・形動ナリ] 1 半身不随であること。 2 一方にかたよって融通がきかないこと。また、そのさま。「若し理学を以て之を命ずるときは、則気象—」〈童子問・中〉
ぼく【木】
[名・形動] 1 立ち木。樹木。 2 年月を経て、ふしくれだった樹木の根や幹。築山などに用いる。「みごとな—」 3 材木。転じて、木を材料にしたもの。木製。「—の煙草盆」 4 気のきかないこと。...
ぼん‐くら【盆暗】
[名・形動]《もと、ばくちで盆の上の勝負に暗い意》ぼんやりしていて物事の見通しがきかないこと。また、そのような人や、そのさま。「—な係員」
み‐わたし【見渡し】
1 見渡すこと。遠く見渡せる所。また、見渡せる範囲。みはらし。「—のいい所」「—がきかない」 2 連歌・俳諧で、一の折の裏と二の折の表のように、懐紙をひろげて見渡せる範囲。
むすっ‐と
[副](スル)機嫌をそこねて口をきかないさま。ぶすっと。「何が気に入らないのか—している」
む‐り【無理】
[名・形動](スル) 1 物事の筋道が立たず道理に合わないこと。また、そのさま。「—を言われても困る」「怒るのも—はない」「—な言いがかり」 2 実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。また...
もさっ‐と
[副](スル)ぼんやりとして気のきかないさま。また、あか抜けしてないさま。ぼさっと。「—つっ立っている」「—した風貌」
もっさり
[副](スル) 1 やぼったいさま。あかぬけしていないさま。「—(と)した人」 2 ぼんやりしていて気のきかないさま。「—(と)つっ立っている」 3 髪の毛が多いさま。毛深いさま。「—(と)した襟足」
やぼ【野暮】
[名・形動]《語源未詳。「野暮」は当て字》 1 人情の機微に通じないこと。わからず屋で融通のきかないこと。また、その人やさま。無粋(ぶすい)。「—を言わずに金を貸してやれ」「聞くだけ—だ」⇔粋(...
やり‐かえし【遣り返し】
1 やり直し。「人生は—がきかない」 2 相手に仕返すこと。また、相手を反対にやりこめること。「つい口返答—を為(す)る時もあれど」〈露伴・いさなとり〉 3 和風建築の工法の一。2本の柱の間に水...