きき‐みみ【聞(き)耳/聴(き)耳】
1 よく聞こうとすること。また、そうしているときの耳。「嫉妬(ねたみ)深き近所の誰彼目を側(そば)め、—清(すま)して」〈紅葉・二人女房〉 2 耳で聞いた感じ。「同じ事なれども—異なるもの、法師...
ききみみずきん【聞き耳頭巾】
日本の昔話。動物の言葉がわかる頭巾の力によって富を得る話。頭巾は、動物の命を救った礼としてもらうもの、善行の見返りに神仏からもらうものなど、各地でさまざまな類型がある。
聞(き)き耳(みみ)潰(つぶ)・す
わざと聞かないふりをする。「呼びかけるのに、何で—・すのぢゃ」〈伎・韓人漢文〉
聞(き)き耳(みみ)を立(た)・てる
注意を集中してよく聞こうとする。耳を澄ます。「ひそひそ話に—・てる」
きき‐みょうみょう【奇奇妙妙】
[名・形動]《「奇妙」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇妙なこと。また、そのさま。「ここに—の事実ありさ」〈逍遥・当世書生気質〉