び‐な・し【便無し】
[形ク]「びんなし」の撥音の無表記。「心寄せきこゆべき人となむ思う給ふるを、もし—・くやおぼしめさるべき」〈源・早蕨〉
ひっ‐す【必須】
[名・形動]必ず用いるべきこと。欠かせないこと。また、そのさま。ひっしゅ。「成功のための—な(の)条件」
ひ‐の‐おもの【日の御物】
天皇の毎日の食事。「—きこしめす」〈宇津保・内侍督〉
人(ひと)衆(おお)ければ則(すなわ)ち狼(おおかみ)を食(く)らう
《「淮南子(えなんじ)」説山訓から》人数が多ければ、人を襲う狼をも殺して食ってしまう。多数の力の恐るべきことのたとえ。
ひっ‐こ・む【引っ込む】
《「ひきこむ」の音変化》 [動マ五(四)] 1 ㋐突き出たものが、元のほう、元の状態に戻る。「ダイエットで腹が少し—・んだ」 ㋑本来の面よりも内に入り込んだ状態になる。「寝不足で目が—・む」 ...
ひ‐もく【皮目】
樹木の幹・枝・根などにあり、表面のコルク層を破って割れ目状に見える構造。気孔(きこう)の代わりに空気を流通させる。皮孔。
ひたた・く【混く】
[動カ下二] 1 雑然とする。「人しげく—・けたらむ住まひは」〈源・須磨〉 2 しまりなく乱れている。「—・けて歩ませ給ふこと、またなきことになむおはしましける」〈栄花・峰の月〉 3 混同する。...
び‐じ【美事】
美しい事柄。ほめるべきこと。「官に一毫の—あれば」〈福沢・学問のすゝめ〉
ひつ【必】
[音]ヒツ(漢) [訓]かならず [学習漢字]4年 1 きっとそうなること。間違いなく。「必死・必至・必勝・必定(ひつじょう)・必然/未必」 2 かならずそうすべきこと。是非とも。「必携・必見・...
ひっ‐こ・す【引っ越す】
[動サ五(四)]住居や仕事場などをよそに移す。転居する。移転する。ひきこす。「他県に—・す」 [可能]ひっこせる