きさ【象】
象(ぞう)の古名。「—出で来てその山を越しつ」〈宇津保・俊蔭〉
きさ【橒】
材木の木目(もくめ)の模様。「—の木に、鉄(くろがね)の脚つけたる槽(ふね)」〈宇津保・吹上上〉
き‐さ【詭詐】
うそをつくこと。偽ること。譎詐(きっさ)。「才変じて佞猾(ねいかつ)となり智移りて—となり」〈西周・明六雑誌一二〉
き‐さ【器差】
測定器が実際に示す値と本来示すべき値との差。測定器の製作過程から生じた誤差。
き‐さ【気差】
⇒大気差
き‐さ【機作】
しくみ。機構。メカニズム。
きさい【后】
「きさき(后)」の音変化。「帝、—の思しおきつるままにもおはしまさば」〈源・総角〉
き‐さい【忌祭】
故人の年忌の祭り。
き‐さい【奇才】
世にまれな、すぐれた才能。また、その才能の持ち主。「文壇の—」
き‐さい【奇祭】
独特の習俗をもった、風変わりな祭り。京都太秦(うずまさ)広隆寺の牛祭など。