きつね【狐】
1 イヌ科の哺乳類。体長45〜90センチ、尾長30〜55センチ。毛色は主に橙褐色。口先が細くとがり、耳が三角で大きく、尾は太い。雑食性で、ノネズミを狩るときには高く跳躍して前足で押さえる。日本に...
きつね‐あざみ【狐薊】
キク科の越年草。道端などに生え、高さ60〜90センチ。葉は羽状に深く裂けていて、裏面に白い綿毛が密生。春から初夏、紅紫色の頭状花を上向きに開く。
きつね‐いろ【狐色】
狐の毛のような薄い茶褐色。
きつね‐うどん【狐饂飩】
甘辛く煮た油揚げをのせたかけうどん。
きつね‐おとし【狐落(と)し】
1 狐を捕らえるわな。 2 狐つきの人から狐の霊を追い出して病を治すこと。また、その術。
きつね‐がり【狐狩(り)】
キツネを狩ること。特に、英国貴族が好んで行う狩猟のこと。派手な狩猟服を着た騎馬の集団が猟犬を追い立て、キツネをかみ殺させるもので、17世紀以降スポーツとして確立。フォックスハンティング。 [補説...
きつね‐けん【狐拳】
⇒藤八拳(とうはちけん)
きつね‐ごうし【狐格子】
1 妻飾りの一。格子の内側に板を張ったもの。入母屋屋根に用いる。木連(きつ)れ格子。妻格子。 2 縦横の桟を細かく正方形に組んだ格子。
きつね‐ざる【狐猿】
霊長目キツネザル科の哺乳類の総称。原始的なサルで、口先がとがり、顔がキツネに似る。ワオキツネザル・エリマキキツネザルなどがあり、マダガスカルおよび周辺の島々に分布。レムール。リーマー。
きつね‐せぎょう【狐施行】
近畿地方で、寒中に「せんぎょう、せんぎょう」などと唱えながら稲荷神社を巡拝し、あるいは狐のいそうな所へ赤飯・油揚げなどを置いて帰る行事。《季 冬》→寒施行(かんせぎょう)