きり‐かね【切(り)金/截り金】
1 仏画や仏像の装飾に使う技法。細長く切った金や銀の箔を用いて、衣などに繊細華麗な文様を描き出す。平安時代から鎌倉時代にかけて盛行した。 2 金銀の薄板を小さく切って、蒔絵(まきえ)の中にはめ込...
きり‐かぶ【切(り)株】
木や草を切ったり刈ったりしたあとに残る根もとの部分。
きり‐かむろ【切り禿】
《「きりかぶろ」とも》子供の髪形で、肩のあたりで切りそろえ、結ばないでいるもの。また、その子供。
きり‐かみ【切(り)紙】
《「きりがみ」とも》 1 切った紙。 2 紙を切って、種々の物の形を作りだすこと。 3 奉書紙・鳥の子紙などを折り目どおり二つに切ったもの。また、それに書いた手紙。 4 3に書きつけた武芸などの...
きり‐かみ【切(り)髪】
《「きりがみ」とも》 1 切り取った髪の毛。 2 近世から明治にかけて、多く未亡人が結った髪形。短く切った髪を髷(まげ)を結わずに束ね、髻(もとどり)に紫の打ちひもをかけたもの。切り下げ髪。 3...
きりかみ‐ざいく【切(り)紙細工】
紙を切り抜いて、種々の形をつくる手芸。切り抜き細工。
きりかみ‐でんじゅ【切紙伝授】
1 古今伝授で、奥義とする秘説を切り紙に記して伝授する形式。東常縁(とうつねより)が宗祇(そうぎ)に行ったものを最初とする。 2 神道で、口伝による誤りなどを避けるために、1にならって切り紙に記...
きり‐かわ・る【切(り)替(わ)る】
[動ラ五(四)]それまでの物事に替わって別のものになる。「新貨幣に—・る」