くびきり‐ぎす【首切螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体は細長く、緑色または黄褐色。頭部は円錐形。成虫で越冬し、初夏、雄はジーと連続して鳴く。名は、食いつくとなかなか離れず、無理に引っ張ると首がちぎれることによる。北海道を除く各...
グラスホッパー【grasshopper】
1 直翅類(ちょくしるい)の昆虫のこと。バッタ・イナゴ・キリギリスなど。 2 ペパーミントリキュール・ホワイトカカオリキュール・生クリームを混ぜた、緑色のカクテル。 [補説]書名別項。→グラスホッパー
こおろぎ【蟋蟀】
1 直翅(ちょくし)目コオロギ科の昆虫の総称。草の間や石の下などにすみ、体色は褐色。体はやや平たく、頭部は大きく、触角が長い。雄は前翅(まえばね)に発音器をもち、こすり合わせて鳴く。オカメコオロ...
ころぎす
1 コロギス科の昆虫。体長約2.5センチ、淡緑色。雌は刀状の産卵管をもつ。樹上にすみ、夜行性で、日中は木の葉を巻いて中に隠れている。本州・四国・九州に分布。 2 直翅(ちょくし)目コロギス科の昆...
ささ‐きり【笹螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体色は緑色または褐色で、前翅(まえばね)などに黒色部がある。林縁の笹の葉上にすみ、雄は日中ジリジリジリと鳴く。北海道を除く各地に分布。《季 秋》
し【斯】
[人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]これ この かく この。これ。「斯界・斯学・斯道」 [名のり]つな・のり [難読]瓦斯(ガス)・螽斯(きりぎりす)・窒扶斯(チフス)・波斯(ペルシア)
しゅう‐し【螽斯】
1 キリギリスの漢名。 2 イナゴの別名。 3 《イナゴは群集し、数多く産卵するところから》子孫が繁栄すること。
せすじ‐つゆむし【背条露虫】
キリギリス科の昆虫。夏・秋にみられるツユムシで、体は緑色または褐色。背部に雄では褐色、雌では黄色のすじがある。雄はツツツジーッチジーッチと鳴く。
ちょくし‐るい【直翅類】
直翅目の昆虫の総称。コオロギ・キリギリス・バッタ・ケラなど。体はほぼ円筒状で、後脚は跳躍のために発達している。前翅(まえばね)は屋根形に置かれ、後ろ翅はその下に扇状に畳まれる。雄は前翅に発音器を...
つづり‐させ
[副]《冬の用意に衣を「綴り刺せ」と鳴いているように聞こえるところから》ツヅレサセコオロギの鳴き声。「秋風にほころびぬらし藤袴—てふきりぎりすなく」〈古今・雑体〉