きんぞく‐かじょうせい【金属過剰星】
大気の化学組成から、標準的な恒星より金属量が多い恒星。標準的な金属量の星の集団としてヒアデス星団をとり、それより水素に対する重元素の比率が大きい星をさす。
きんぞく‐カルボニル【金属カルボニル】
配位子として一酸化炭素をもつ錯体の総称。鉄、コバルト、ルテニウムをはじめ、ほとんどの遷移金属について知られる。カルボニル錯体。カルボニル。
きんぞくかん‐かごうぶつ【金属間化合物】
2種以上の金属元素が結合し、新しい性質をもつようになった化合物。合金に多くみられる。
きんぞく‐きあつけい【金属気圧計】
金属の弾性を利用した気圧計。アネロイド気圧計など。
きんぞくき‐じだい【金属器時代】
人類が金属を用いるようになった時代。青銅器時代と鉄器時代をいう。
きんぞく‐キレート【金属キレート】
⇒キレート化合物
きんぞく‐クラスター【金属クラスター】
金属原子が数個から十数個集まって、一つの化合物のような特定の構造単位をもった錯体。原子同士が直接結合するものや配位子によって結合するものなどがある。金属クラスター錯体。クラスター錯体。
きんぞくクラスター‐さくたい【金属クラスター錯体】
⇒金属クラスター
きんぞく‐けっしょう【金属結晶】
金属元素の原子が固体状態でとる規則的な原子配列。このときの原子間の結合を金属結合という。
きんぞく‐けつごう【金属結合】
金属元素の原子が集まって金属結晶をつくるときの結合。陽イオンとその間を運動する自由電子との静電気的な相互作用による結合で、方向性をもたない。アルカリ金属などにみられる。