おお‐べしみ【大癋見】
能面の一。癋見の一種。目を見開き、小鼻を張り、口をぐっと結んだ大形の面。天狗(てんぐ)に用いる。
きも‐さき【肝先】
胸。また、こころ。「ぐっと—に徹(こた)えたのである」〈紅葉・二人女房〉
くさり【鎖/鏈/鏁】
《動詞「くさ(鏈)る」の連用形から》 1 金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたもの。かなぐさり。「犬を—でつなぐ」「懐中時計の—」 2 物と物とを結びつけているもの。また、つな...
ぐん‐と
[副] 1 思いきって力を入れるさま。ぐっと。ぐいと。「両手で—押す」 2 他のものや今までの状態と大きく変わるさま。際立って。いちだんと。「スピードを—上げる」「品質は—落ちる」
けい‐さく【警策】
1 馬を走らせるために打つむち。また、馬をむち打つこと。 2 注意・自覚を呼びおこすこと。「母親の言ったのが、ぐっと—になって寝像(ねぞう)頗るおとなしく」〈紅葉・二人女房〉 3 文章中で、その...
こったん‐しょう【骨端症】
成長期にある骨端部が壊死(えし)を起こす病気の総称。手の月状骨のキーンベック病、大腿(だいたい)骨のペルテス病、脛骨(けいこつ)のオスグットシュラッテル病などがある。
そり‐かえ・る【反(り)返る】
[動ラ五(四)] 1 反って後ろの方へ曲がる。また、ひどく反る。「—・った板」 2 胸を張り、からだをぐっと後ろへ曲げる。そっくりかえる。いばった態度などにいう。「いすに—・って高笑いする」
つ‐と
[副] 1 ある動作をすばやく、または、いきなりするさま。さっと。急に。不意に。「—立ち止まる」「瀬川は—席を立って降りると」〈荷風・腕くらべ〉 2 動かないである状態を続けるさま。じっと。「面...
ぬかみそ‐じる【糠味噌汁】
1 古い糠味噌を味噌代わりにして作った、粗末な汁。 2 《「女郎買いの糠味噌汁」から》家ではけちで、ひどい粗食をすること。「身上は—でぐっとやせ」〈柳多留・五五〉
のり‐だ・す【乗(り)出す】
[動サ五(四)] 1 船などに乗って出発する。「大海に—・す」 2 進んでその物事に関係する。「資源開発に—・す」「調停に—・す」 3 乗ることをしはじめる。「自動車をやめてバイクに—・す」 4...