いい‐きか・せる【言(い)聞かせる】
[動サ下一][文]いひきか・す[サ下二] 1 よくわかるように教え諭(さと)す。説教する。「事の理非をこんこんと—・せる」 2 話して聞かせる。「なま憎げなる言葉ども—・せつつ、時々聞こえけり」...
哀(あわ)れを止(とど)・める
1 悲しみや同情を一身に集める。「ここに哀れを止めしは」の形で説教節などに常套(じょうとう)句として用いられた。「—・めたのは帰らぬ飼い主を待つ犬の姿だった」 2 深い感動がいつまでも残る。「秋...
あわれ【哀れ】
[名]しみじみ心に染みる感動、また、そのような感情を表す。 1 (「憐れ」とも書く)強い心の動き。特に悲哀・哀憐の感情。不憫(ふびん)と思う気持ち。「人々の—を誘った」「—をかける」「そぞろ—...
えん‐しん【延伸】
[名](スル)時間や距離などをのばすこと。また、のびること。延長。「鉄道の—計画」「僅に其の死刑を、—せるは、誠に危く見えにけり」〈竜渓・経国美談〉
おい‐な・る【生ひ成る】
[動ラ四]成長する。育つ。成人する。「いと美しう—・りにけり」〈更級〉
くさ‐まくら【草枕】
[名]《旅先で、草で仮に編んだ枕の意から》旅寝すること。旅先でのわびしい宿り。くさのまくら。「衣うつ音を聞くにぞ知られぬる里遠からぬ—とは」〈千載・秋下〉
[枕] 1 「旅」「旅寝」および同...
か‐れい【家令】
1 皇族や華族の家の事務・会計を管理し、使用人の監督に当たった人。 2 律令制で、一品(いっぽん)以下四品(しほん)までの親王・内親王家、および三位以上の公卿の家で、家務を総括した職員。けりょう。
かれ‐いい【餉/乾飯】
炊いた米を乾燥させたもの。旅行などに携帯した。ほしいい。かれい。「木の蔭に下りゐて、—食ひけり」〈伊勢・九〉
ガルメアウス‐とう【ガルメアウス島】
《Ngermeaus》パラオ南部の無人島。ロックアイランドとよばれる島々の一。シュノーケリングやスキューバダイビングをする観光客が多く訪れる。
かれ‐よう【離れ様】
[形動ナリ]しだいに遠のくさま。縁が切れそうになるさま。「この男、河内の国に人をあひ知りて通ひつつ、—にのみなりゆきけり」〈古今・雑下・詞書〉