むね‐の‐せき【胸の関】
胸のふさがるのを関にたとえていう語。胸の関路(せきじ)。「—袖のみなととなりにけり思ふ心はひとつなれども」〈式子内親王集〉
むば【姥】
「うば」に同じ。「百年(ももとせ)の—と聞こえしは小町が果ての名なりけり」〈謡・関寺小町〉
むばら【茨】
「うばら」に同じ。「巌(いはほ)の苔むし—這(は)ひかかりたるなりけり」〈今昔・一三・一二〉
むら‐しば【叢柴】
群がり生えた、小さな雑木。「御狩する片岡山の—に降るべかりけり今日の霰(あられ)は」〈拾玉集・一〉
ムリ‐ビーチ【Muri Beach】
南太平洋、クック諸島のラロトンガ島南東部の海岸。白い美しい砂浜と遠浅の礁湖が広がり、同島有数の海岸保養地として知られる。シュノーケリングをはじめ、各種マリンスポーツが盛ん。
めいし‐うけ【名刺受け】
来客の名刺を受けて入れておく入れ物。《季 新年》「—雪降りこみて濡れにけり/白水郎」
め‐おとこ【女男】
女と男。また、妻と夫。めおと。「—になりにけり」〈宇治拾遺・四〉
めし‐おおせ【召し仰せ】
上位の人が下位の人を召し出して、特定の用件・任務を命じること。「力及ばせ給はで、その夜—ありけり」〈著聞集・三〉
めだ・し【愛だし】
[形シク]《動詞「愛(め)ず」から派生した語》めでたい。ほめたたえるべきである。「今の薬師尊かりけり—・しかりけり」〈仏足石歌〉
めで‐くつがえ・る【愛で覆る】
[動ラ四]非常に愛する。大いに感心する。「監(げん)の命婦—・りてもとめてやりけり」〈大和・二二〉