こいわい‐のうじょう【小岩井農場】
岩手県中西部、岩手山南麓の大農場。明治24年(1891)開設。開設者の小野義真・岩崎弥之助・井上勝らにちなんだ名称。
こ‐いわしくじら【小鰯鯨】
ナガスクジラ科の哺乳類。ヒゲクジラ類では小さいほうで、全長約8メートル。背側が黒く、腹側が白い。広く世界の海洋に分布する。ミンクくじら。
こいわすれ‐がい【恋忘れ貝】
《その貝を拾えば恋の苦しさを忘れさせるというところから》ワスレガイの別名。「わが背子(せこ)に恋ふれば苦し暇(いとま)あらば拾(ひり)ひて行かむ—」〈万・九六四〉
こいわすれ‐ぐさ【恋忘れ草】
《恋の切なさ、苦しさを忘れさせる草の意》萱草(かんぞう)の別名。「わが宿は甍(いらか)しだ草生ひたれど—見るにいまだ生ひず」〈万・二四七五〉 [補説]書名別項。→恋忘れ草
こいわすれぐさ【恋忘れ草】
北原亜以子の短編小説。江戸時代の女絵師が主人公。平成5年(1993)刊行。同年、第109回直木賞受賞。
こい‐わずらい【恋煩い/恋患い】
[名](スル)恋するあまりの悩みや気のふさぎ。恋のやまい。
こい‐わた・る【恋ひ渡る】
[動ラ四]長い年月のあいだ、恋い慕いつづける。「うつせみの人目を繁み石橋の間近き君に—・るかも」〈万・五九七〉
こい‐わ・ぶ【恋ひ侘ぶ】
[動バ上二]恋しさのあまり思い悩む。「—・びてなく音にまがふ浦波は思ふかたより風や吹くらむ」〈源・須磨〉