こうやく‐だい【膏薬代】
《膏薬を買う代金の意から》傷つけた相手に支払う治療費。
こうやぐち【高野口】
和歌山県橋本市の地名。旧町名。紀ノ川に臨み、高野山参詣の登山口として栄えた。平成18年(2006)3月、橋本市と合併。
こうやくねり【膏薬煉】
狂言。各流。鎌倉と上方の膏薬練り(薬屋)が膏薬の効能比べをするが、勝負がつかず、双方の鼻の頭に薬をつけて吸い比べをして上方が勝つ。
こうやく‐ばり【膏薬張り/膏薬貼り】
1 ふすまや障子などの、破損した部分だけを、小さい紙を膏薬のようにはって一時しのぎに繕うこと。また、その繕ったところ。「煤(すす)けた障子の—を続けながら」〈藤村・嵐〉 2 その場しのぎの処置。
こうや‐こけしのぶ【高野苔忍】
コケシノブ科の常緑、多年生のシダ。樹幹や岩上に生える。葉は多数に分かれ、各裂片に1本の葉脈をもつ。名は、発見された高野山にちなむ。
こうや‐さい【後夜祭】
学園祭などで、最終日の夜に行われる、しめくくりの行事。⇔前夜祭。
こうや‐さん【高野山】
和歌山県北東部の山地。標高1000メートル内外の山に囲まれた準平原。真言宗の総本山金剛峰寺(こんごうぶじ)と門前町の高野町(こうやちょう)がある。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道...
こうや‐さんかた【高野三方】
平安時代以来、分かれた高野山の僧徒の三派の称。学侶方(がくりょがた)・行人方(ぎょうにんがた)・聖方(ひじりかた)となっていたが、明治以降は廃止、統合された。
こうやさん‐だいがく【高野山大学】
和歌山県伊都郡高野町にある私立大学。明治19年(1886)設立の真言宗古義大学林を母体に、大正15年(1926)旧制大学となり、昭和24年(1949)新制大学に移行。
こうやすいぬものがたり【高安犬物語】
戸川幸夫の短編小説。山形県の高安地方でまたぎ犬として飼育されていた高安犬(昭和初期に絶滅)をモデルとした作品。昭和29年(1954)発表。同年、第32回直木賞受賞。