こうや‐の‐たまがわ【高野の玉川】
高野山にある川。六玉川(むたまがわ)の一つで、奥院の大師廟(びょう)の近くを流れる。
こうや‐の‐まんねんぐさ【高野の万年草】
コウヤノマンネングサ科の蘚(せん)類。横にはう地下茎から直立茎を出し、その先に枝を羽状に出す。高野山では乾燥させたものをお守りにする。こうやのまんねんごけ。
こうや‐の‐まんねんごけ【高野の万年蘚】
⇒こうやのまんねんぐさ
こうやのよびごえ【荒野の呼び声】
《原題The Call of the Wild》ロンドンの長編小説。1903年刊。ペットとして飼われていた犬が、さらわれてそり犬になり、やがて野性にかえっていく姿を描く。1908年のD=W=グリ...
こうや‐のり【紺屋糊】
紺屋で文様を染め出すとき、白抜きにする部分に塗る糊。こんやのり。
こうや‐ばん【高野版】
高野山で開板された仏典の総称。狭義には、鎌倉以降に真言宗一門で一定の板型で開板されたものをさす。
こうや‐ひじり【高野聖】
1 地方伝道のために、高野山から派遣された回国の僧。学侶方(がくりょがた)・行人方(ぎょうにんがた)に対して、聖方(ひじりかた)のこと。のちには、高野山の下級の僧。また、その服装をした乞食僧(こ...
こうやひじり【高野聖】
泉鏡花の小説。明治33年(1900)発表。飛騨の山中を舞台に、高野の旅僧と魔性の美女との出会いを、夢幻的に描く。
こうや‐ぼうき【高野箒】
キク科の落葉低木。関東以西の山野に自生。高さ60〜90センチ。幹は細くよく分枝し、枝には一年枝と二年枝とがある。秋、一年枝の先に白い花を開く。高野山で、この枝を使ってほうきを作るのでこの名がある...
こうや‐まいり【高野参り】
1 高野山の金剛峰寺(こんごうぶじ)に参詣すること。また、その人。 2 《「こうや(厠)」を掛けて、また、高野山に行って「髪を落とす」と「紙を落とす」を掛けて》便所に行くこと。