こうや‐どうふ【高野豆腐】
《もと、高野山の宿坊でつくったところから》「凍り豆腐」に同じ。《季 冬》
紺屋(こうや)の明後日(あさって)
紺屋の仕事は天候に左右され仕上がりが遅れがちで、催促されるといつも「あさって」と言い抜けるばかりで、当てにならないこと。約束の期日が当てにならないことのたとえ。
こうやのおおかみ【荒野の狼】
《原題、(ドイツ)Der Steppenwolf》ヘッセの小説。1927年刊。現代的社会になじむことのできない一匹狼の主人公ハリー=ハラーは、同じイニシャル(H.H.)をもつ著者自身の投影とされる。
こうやのけっとう【荒野の決闘】
《My Darling Clementine》米国の映画。1946年作。監督はフォード。実在の保安官ワイアット=アープが、弟を殺したならず者のクラントン一家と対決する西部劇。
こうやのけんし【荒野の剣士】
寒川光太郎の短編小説集。昭和33年(1958)刊。「黒影の男」「翼と紐」「蝦夷町人」などの作品を収める。
紺屋(こうや)の白袴(しろばかま)
紺屋が、自分の袴は染めないで、いつも白袴をはいていること。他人のことに忙しくて、自分自身のことには手が回らないことのたとえ。こうやのしらばかま。
紺屋(こうや)の地震(じしん)
申し訳ないの意をしゃれていう語。地震で藍甕(あいがめ)が揺れて中の藍が澄まない意を「相済まない」に掛けたもの。
こうやのせいヒエロニムス【荒野の聖ヒエロニムス】
《原題、(イタリア)San Girolamo penitente》レオナルド=ダ=ビンチの絵画。板にテンペラと油彩。縦103センチ、横75センチ。苦悶の表情を浮かべる聖ヒエロニムスが神に祈る姿を...
こうや‐の‐たまがわ【高野の玉川】
高野山にある川。六玉川(むたまがわ)の一つで、奥院の大師廟(びょう)の近くを流れる。
こうや‐の‐まんねんぐさ【高野の万年草】
コウヤノマンネングサ科の蘚(せん)類。横にはう地下茎から直立茎を出し、その先に枝を羽状に出す。高野山では乾燥させたものをお守りにする。こうやのまんねんごけ。