なぞ‐や【何ぞや】
[連語]《連語「な(何)ぞ」+係助詞「や」》 1 どうしたことだろう。なんだろう。「かからぬ世にも経べき身を、—」〈かげろふ・上〉 2 (副詞的に用いて) ㋐疑問の意を表す。どうして…か。なぜ…...
な◦なり
[連語]《断定の助動詞「なり」の連体形「なる」に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「なるなり」の音変化「なんなり」の撥音の無表記》…であるようだ。…であるということだ。「人づてに承りし事の筋—◦な...
なり
[助動][○|(なり)|なり|なる|なれ|○]活用語の終止形に付く。平安時代以後は、ラ変形活用語には連体形に付く。 1 音や声が聞こえるという意を表す。 ㋐…の音や声が聞こえる。「みとらしの梓(...
なん‐ざあ
[連語]《副助詞「なんぞ」に係助詞「は」の付いた「なんぞは」の音変化。関東で用いる》「など」に同じ。「時間に遅れる—だらしのないことだ」
に◦けり
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の助動詞「けり」》…てしまった。…たことだ。「時世経て久しくなり—◦ければ、その人の名忘れ—◦けり」〈伊勢・八二〉
にょ‐い【如意】
[名・形動] 1 物事が思いどおりになること。また、そのさま。「彼が文華なるも言魂(ことだま)の資(たすけ)を得ざれば文を成すに—ならず」〈逍遥・小説神髄〉 2 僧が読経・説法のときに持つ僧具の...
ぬ‐かも
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連体形+詠嘆の終助詞「かも」。上代語》詠嘆の意を表す。…ないなあ。…ないことだよ。「あをによし奈良の都にたなびける天の白雲見れど飽か—」〈万・三六〇二〉
はた‐めいわく【傍迷惑】
[名・形動]まわりの人が迷惑すること。また、そのさま。近所迷惑。「不始末に他人を巻き込むとは—なことだ」
はなし‐ずく【話尽く】
話し合いを十分にすること。「—で決めたことだ」
早(はや)い話(はなし)が
てっとり早く言えば。簡単に言うと。要するに。「—だめだということだ」