地獄(じごく)極楽(ごくらく)はこの世(よ)にあり
善悪の行為の報いは、あの世を待つまでもなく、この世ではっきりあらわれる。地獄も極楽も目の前にある。
地獄(じごく)にも鬼(おに)ばかりではない
地獄のようなつらいこの世にも人情の厚い人はいる。
地獄(じごく)の釜(かま)の蓋(ふた)もあく
正月や盆の16日は、地獄の鬼も罪人の呵責(かしゃく)を休むというところから、この両日はこの世の者もみな仕事をやめて休もうということ。
地獄(じごく)の沙汰(さた)も金次第(かねしだい)
地獄の裁判も金の力で有利になる。この世はすべて金の力で左右されるというたとえ。
じ‐せい【辞世】
1 この世に別れを告げること。死ぬこと。 2 死に臨んで残す言葉・詩歌。「—の句」
じつ‐ざい【実在】
[名](スル) 1 実際に存在すること。現実にあるもの。「—の人物」「この世に—しない生物」 2 哲学で、 ㋐意識から独立に客観的に存在するもの。 ㋑生滅変転する現象の背後にあるとされる常住不変...
じつ‐ぞん【実存】
[名](スル) 1 実際にこの世に存在すること。現実に存在すること。実在。「—した人物」 2 《existence》 ㋐スコラ哲学で、可能的存在である本質に対し、実現された個体的存在。現実的存在...
じゅうまんおく‐ど【十万億土】
1 仏語。この世から極楽へ行くまでの間にあるという無数の仏土。 2 転じて、極楽浄土。
じゅうろく‐らかん【十六羅漢】
釈迦の命により、この世に長くいて正法を守り、衆生(しゅじょう)を導く16人の大阿羅漢。賓度羅跋羅堕闍(ひんどらばらだじゃ)・迦諾迦伐蹉(かなかばしゃ)・迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだしゃ)・蘇頻陀...
じゅん‐じ【順次】
1 (副詞的に用いて)順序に従って物事をするさま。順々。順繰り。「一番から—面接する」 2 仏語。この世の次の世。来世。 3 年齢の順序に従い、親が死んでから死ぬこと。「暫吾を先立てて、—の孝を...