こらえ‐ば【堪え場】
1 こらえなければならない時・場所。「この—をしのがなくては会社はつぶれてしまう」 2 敵の攻撃を食い止める場所。「北国の勢を待つまでの—もなかりければ」〈太平記・二〇〉
こらえ‐ぶくろ【堪へ袋】
「堪忍袋(かんにんぶくろ)」に同じ。「—、ふっつりと緒が切れた」〈浄・鑓の権三〉
こら・える【堪える/怺える】
[動ア下一][文]こら・ふ[ハ下二] 1 苦しみなどに、耐えてがまんする。しんぼうする。「痛みを—・える」「飢えや寒さを—・える」 2 感情などを、抑えて外にあらわさない。「怒りを—・える」「笑...
こらがて‐を【児等が手を】
[枕]妻や恋人の腕を巻く(=枕にする)の意から、「巻く」と同音の部分を含む地名「巻向山(まきむくやま)」にかかる。「—巻向山は常にあれど過ぎにし人に行き巻かめやも」〈万・一二六八〉
こら‐こら
[感]非難の気持ちをこめて人に呼びかけ、注意を促す語。「—、ここに入ってはならん」
こらし・む【懲らしむ】
[動マ下二]「こらしめる」の文語形。
こらしめ【懲らしめ】
懲らしめること。懲りさせること。「いたずらに対して—を与える」
こらし・める【懲らしめる】
[動マ下一][文]こらし・む[マ下二]制裁を加えたりして二度としないようにさせる。懲らす。「いたずらを—・める」
コラジン【Korazin】
イスラエル北東部、ガリラヤ湖の北にあった町。新約聖書によると、イエス=キリストが伝道をしたが人々は悔い改めなかったため、イエスが𠮟責した地とされる。現在は国立公園に指定されている。
こら・す【凝らす】
[動サ五(四)] 1 心の働きを一つのものや所に集中させる。「ひとみを—・す」「息を—・す」 2 一心に考えをめぐらす。「工夫を—・す」「意匠を—・す」 3 凝り固まるようにする。