べっ‐こん【別懇】
[名・形動]特に懇意なこと。また、そのさま。昵懇(じっこん)。「貴方とは親御の時分から—にした事だから」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
ぼっ‐こん【墨痕】
筆で書いた墨の跡。筆の跡。墨跡。「—鮮やかに記す」「—淋漓(りんり)」
もっ‐こん【目今】
ただいま。現今。「吾国—静謐にして」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉
しゅっ‐こん【宿恨】
かねてから抱きつづけてきた恨み。積年の恨み。宿怨(しゅくえん)。宿意。
しゅっ‐こん【宿根】
1 仏語。前世から持っているとされる能力や素質。 2 「宿根草」の略。
じゅっ‐こん【入魂】
[名・形動]親密であること。また、そのさま。じゅこん。「—な(の)間柄」
じゅっ‐こん【熟根】
生まれ。素性。「—いやしき下﨟なり」〈平家・一〉
しょっ‐こん【蜀魂】
《蜀の望帝の魂が化してこの鳥になったという伝説から》ホトトギスの別名。蜀魄(しょくはく)。蜀鳥。
ちょっ‐こん【直根】
側根が小さく、主根が大きくて垂直に伸びている根。ニンジン・ダイコンなど。
ろっ‐こん【六根】
仏語。感覚や意識を生じ、またそれによって迷いを起こさせる原因となる六つの器官。眼(げん)・耳(に)・鼻・舌・身・意をいう。