ご‐きょう【五教】
1 儒教でいう、人の守るべき五つの教え。君臣の義、父子の親、夫婦の別、長幼の序、朋友(ほうゆう)の信の五つとする説(孟子)と、父は義、母は慈、兄は友、弟は恭、子は孝の五つとする説(春秋左氏伝)と...
ご‐きょう【五経】
儒教の経典として最も尊重される五つの経書。「易経」「詩経」「書経」「礼記(らいき)」「春秋」。→四書
ご‐きょう【五境】
仏語。眼・耳・鼻・舌・身の五官の対象である色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)の五つのこと。
ごきょうごく‐りゅう【後京極流】
鎌倉初期、後京極摂政藤原良経に始まる書道の一派。法性寺流の流れをくみ、重厚な和様を示した。
ごきょう‐じっしゅう【五教十宗】
華厳宗の法蔵が、釈迦(しゃか)1代の教法を年代順や教義の深浅によって五教説と十宗説に判別した教相判釈(きょうそうはんじゃく)。
ごきょうせいぎ【五経正義】
五経の注釈書。180巻。孔穎達(くようだつ)・顔師古らが唐の太宗の命により編定。653年成立。魏(ぎ)の王弼(おうひつ)、漢の孔安国・鄭玄(ていげん)、晋の杜預(とよ)ら、諸家の経書解釈を折衷・...
ごきょう‐はかせ【五経博士】
前136年、中国漢の武帝が董仲舒(とうちゅうじょ)の建言により、五経を教授し、文教をつかさどるために制定した学官。
ごきょう‐ろん【護教論】
1 自分の宗教や信仰を批判や攻撃から守り、その真実性を明確にしようとする理論。 2 キリスト教神学の一部門。異教徒からの非難・攻撃に対し、キリスト教の真理を弁護・弁証する論。弁証論。
ごきょく‐しんくうかん【五極真空管】
陰極・制御格子・遮蔽(しゃへい)格子・抑制格子・陽極の五つの電極をもつ真空管。抑制格子によって二次電子放出を防止する。電圧増幅・電力増幅などに用いる。