ごいちご‐じけん【五・一五事件】
昭和7年(1932)5月15日、海軍青年将校・陸軍士官学校生徒らが首相官邸などを襲撃し、犬養毅首相を射殺した事件。軍部はこれを利用して政党内閣に終止符を打ち、軍部独裁政治への一歩を進めた。
ごさんじゅう‐じけん【五・三十事件】
1925年5月30日、上海(シャンハイ)で起こった中国の反帝国主義運動。日本人経営の紡績工場のストライキ弾圧に抗議して労働者・学生のデモが起こり、これに英国人警官が発砲して多数の死傷者が出た。こ...
ご‐て【後手】
1 他に先を越されること。また、相手に先に攻められて受け身の立場になること。災害や事故などへの対応が遅れること。「立ち上がりから—に回る」「することなすことがみんな—になる」⇔先手(せんて)。 ...
ご‐て【碁手】
囲碁・双六(すごろく)などの勝負事にかける物品。碁手物。「大将殿より屯食(とんじき)五十具、—の銭、椀飯などは世の常のやうにて」〈源・宿木〉
ご‐てい【五帝】
中国古代の五人の聖君。諸説があるが、「史記」では黄帝・顓頊(せんぎょく)・帝嚳(ていこく)・尭(ぎょう)・舜(しゅん)。
ご‐てい【五鼎】
昔、中国で、大夫(たいふ)の祭りに、五つの鼎(かなえ)に牛・羊・豕(し)(豚)・魚・麋(び)(おおじか)の5種の肉を盛って、神前に供えたこと。
ご‐てい【御亭】
1 他人を敬って、その邸宅をいう語。 2 「御亭主」の略。「許嫁(いいなずけ)の—が兵隊に取られたんだからなあ」〈二葉亭訳・片恋〉
ご‐ていしゅ【御亭主】
一家の主人を敬っていう語。ご主人。ごてい。
五鼎(ごてい)に食(く)わずんば死(し)して五鼎(ごてい)に烹(に)られん
《「史記」主父偃伝から。「五鼎に食う」は出世する意》立身出世ができないのなら、いっそ思いのままに生き、大罪を犯して刑死しよう。
ご‐ていねい【御丁寧】
1 「丁寧」の尊敬語。 2 必要以上に念入りであったり礼儀正しかったりするさまを、皮肉っていう語。「—なことに何重にも封がしてあった」