さし‐こ・む【差(し)込む】
[動マ五(四)] 1 物の中やすきまなどに、他の物をさしたりはさんだりするようにして入れる。差し入れる。「プラグをコンセントに—・む」「本の間に手紙を—・む」 2 (「射し込む」とも書く)光が入...
さし‐こ・む【鎖し籠む】
[動マ四]「鎖し籠もる」に同じ。「女房も—・みて臥したる」〈源・横笛〉 [動マ下二]「さしこめる」の文語形。
さし‐こ・める【鎖し籠める】
[動マ下一][文]さしこ・む[マ下二]中に入れて堅く閉じる。「未だ宵ながら松立てる門は一様に—・めて」〈紅葉・金色夜叉〉
さし‐こも・る【鎖し籠もる】
[動ラ四]門や戸を締めきってひきこもる。閉じこもる。「ことながき物忌みに—・りたるほどに」〈かげろふ・上〉
さし‐ころ・す【刺(し)殺す】
[動サ五(四)]刃物や鋭くとがったもので突き刺して殺す。「短刀で—・す」 [可能]さしころせる
さし‐ごえ【指(し)声/差(し)声】
1 声明(しょうみょう)・平曲(へいきょく)などで、単純な節を速いテンポで唱する部分。 2 謡曲のサシのこと。
さし‐さば【刺し鯖】
背開きの塩サバ2尾を重ね、頭のところで刺し連ねて一刺しにしたもの。江戸時代、盆の贈答などに用いた。
さし‐さわり【差(し)障り】
ある物事を行うのにぐあいの悪い事情。支障。差し支え。「—が生じて出席できない」「—のない話しかしない」
さし‐さわ・る【差(し)障る】
[動ラ五(四)]さしさわりができる。ぐあいの悪いことになる。差し支える。「勉強に—・る」「からだに—・る」
さし‐ざお【差し竿/刺し竿】
小鳥をとるために、先のほうに黐(もち)をつけた竿。鳥さし竿。