さ‐め
牛馬などの毛の白いもの。両眼の縁の白いものかともいう。「名おそろしきもの。…牛は—」〈能因本枕・一五七〉
さめ【鮫】
サメ目の軟骨魚の総称。体は細長く、背びれは通常2基あり、尾びれは上葉が長い。口は頭の下面にあり、えらあなは体側に5〜7対並ぶ。歯は常に新しいものが生えかわる。動物食。卵胎生が多いが、卵生・胎生の...
さめ【鮫】
金子光晴の詩。また、それを標題作とする詩集。詩集は昭和12年(1937)に発表で、他に「おつとせい」「どぶ」などの詩を収める。当時の日本の全体主義的社会を鋭く批判した作品。
さめ‐いし【鮫石】
紡錘虫(ぼうすいちゅう)の化石を含む大理石。岐阜県大垣市赤坂町に産する。
さめ‐かんゆ【鮫肝油】
鮫の肝臓からとった黄色い油。皮革の仕上げその他に用いる。
さめがい‐どおり【醒ヶ井通り】
京都市街地を南北に走る道路の呼び名。堀川通りの東側を通り、北の六角通りから南の五条通りに至る。全長約1.1キロ。
さめがはし【鮫河橋】
東京都新宿区若葉町のあたりにあった地名。江戸時代には岡場所があった。
さめ‐がれい【鮫鰈】
カレイ科の海水魚。全長約60センチ。体の有眼側にいぼ状の突起が多数ある。食用。
さめ‐がわ【鮫皮】
鮫の皮を乾かしたもの。刀の柄(つか)・鞘(さや)を巻く装飾に用いるほか、靴を作ったり、物を磨くのに用いたりする。
さ‐め・く
[動カ四]《「ざめく」とも》騒がしく音を立てる。ざわめく。「からすの集まりて飛びちがひ、—・き鳴きたる」〈枕・二八〉