さん‐ぜん【潸然】
[ト・タル][文][形動タリ]涙を流して泣くさま。「—として涙下った」〈中島敦・弟子〉
さん‐ぜん【燦然/粲然】
[ト・タル][文][形動タリ]きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま。「—と輝く星」「—たる宝冠」
さんぜん‐いん【三千院】
京都市左京区にある天台宗の寺。天台宗五門跡の一。山号は魚山。開創は延暦年間(782〜806)、最澄が比叡山東塔南谷に建立した円融房に始まる。大治5年(1130)堀河天皇の皇子最雲法親王が入寺して...
さんぜん‐せかい【三千世界】
「三千大千世界」の略。
さんぜん‐だいせんせかい【三千大千世界】
仏教の世界観による広大無辺の世界。須弥山(しゅみせん)を中心に日・月・四大州・六欲天・梵天などを含む世界を一世界として、これが千集まったものを小千世界、それが千集まったものを中千世界、さらにそれ...
三千(さんぜん)の寵愛(ちょうあい)一身(いっしん)にあり
《白居易「長恨歌」で、楊貴妃について言われたところから》宮中にいる多数の女性の中で、ただ一人だけが天子の寵愛を受けていること。
さんぜんり【三千里】
河東碧梧桐の随筆。明治39年(1906)から明治44年(1911)にかけて、中断を挟みながら2度の全国行脚の旅に出た筆者が、旅の雑感をまとめた紀行文。当初は新聞「日本」に、ついで雑誌「日本及び日...
サンゼーノ‐だいせいどう【サンゼーノ大聖堂】
《Cattedrale di San Zeno》⇒ピストイア大聖堂
サンゼーノ‐マッジョーレ‐きょうかい【サンゼーノマッジョーレ教会】
《Basilica di San Zeno Maggiore》イタリア北東部、ベネト州の都市ベローナにあるロマネスク様式の教会。4世紀頃の司祭でベローナの守護聖人であるゼーノを祭る。9世紀の創建...