さお‐やま【佐保山】
⇒さほやま(佐保山)
さ‐おり【早降り】
《「さ」は田の神の意》田植え始めに、田の神を迎えて無事な収穫を祈る祭り。早開(さびら)き。→早上(さのぼ)り
さ‐おり【狭織り】
帯に用いるように、幅を狭く織った倭文布(しずぬの)。後世の真田(さなだ)織りの類という。「いにしへの—の帯を結び垂れ」〈万・二六二八〉
さ‐おん【差音】
高さの異なる二つの音が同時に響くときに派生する、おのおのの振動数の差にあたる振動数をもつ音。→結合音
さか【尺】
長さの単位。1杖(つえ)(約3メートル)の10分の1。しゃく。「杖足らず八(や)—の嘆き嘆けども」〈万・三三四四〉
さか【坂/阪】
1 一方が高く他方が低く傾斜している道。また、その傾斜。さかみち。「—を上る」「下り—」 2 物事の区切りを、坂の頂上にたとえていう語。多く、年齢についていう。「六〇の—を越す」
さか【冠/鶏冠】
とさか。「瑞鶏(あやしきとり)を貢(たてまつ)れり。其の—海石榴(つばき)の華の似(ごと)し」〈天武紀〉
さか【逆/倒】
1 さかさま。ぎゃく。反対。「開けた儘の一頁を—に三四郎の方へ向けた」〈漱石・三四郎〉 2 名詞や動詞の上に付いて、さかさま、ぎゃく、反対の意を表す。「—波」「—うらみ」「—のぼる」
さか【斛】
古代の体積の単位。1斛(さか)は10斗(約180リットル)。石(こく)。「稲ひと—を、銀の銭一文(ひとつ)にかふ」〈顕宗紀〉
さ‐か【茶菓】
茶と菓子。ちゃか。「—の接待」