しか・り【然り/爾り】
[動ラ変]《副詞「しか」にラ変動詞「あり」の付いた「しかあり」の音変化》そのようである。そのとおりである。そうである。「—・り、君の言うとおり」「俗語などは、はかなきもののようなれども、なかなか...
しかり‐しこうして【然り而して】
[連語]前に述べた事柄を受け、それを肯定・確認してあとに続けるときに用いる。そして。そこで。「—かくなる結論につながる」
しかり‐つ・ける【𠮟り付ける】
[動カ下一][文]しかりつ・く[カ下二]強くしかる。厳しくしかる。「頭ごなしに—・ける」
然(しか)りと雖(いえど)も
そうであるけれども。そうではあるが。「今日の如き…光輝を発したるは、未曽有の事なるべし、—、ここに止まるべからず」〈中村訳・西国立志編〉
しかり‐とば・す【𠮟り飛ばす】
[動サ五(四)]激しい調子でしかる。「有無を言わさず—・す」
しかりべつ‐こ【然別湖】
北海道のほぼ中央部、大雪山国立公園の南端にある貧栄養湖。面積3.4平方キロメートル、最深99メートル、湖面標高810メートル。オショロコマ(イワナ)の生息地として有名。
しか・る【𠮟る/呵る】
[動ラ五(四)]目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。「その本分を忘れた学生を—・る」 [可能]しかれる
しかる‐あいだ【然る間】
[接] 1 そうしている間に。そのうちに。「その後は、いよいよ行ひ怠る事なし。—、貴き聖人なりといふ事世に高く聞えて」〈今昔・一二・三三〉 2 それゆえ。そういうことで。「昔より源平両家左右の翅...
然(しか)る上(うえ)は
そうであるからには。「人ありて、拙きままにこそうちかなはであることなれ。—、この上人の、大師のまねして定に入らるれば」〈撰集抄・七〉
然(しか)るが故(ゆえ)に
そうであるから。それゆえに。