せき‐い・る【咳き入る】
[動ラ下二] 1 続けて激しくせきをする。激しくせきこむ。「煙にむせて—・る」 2 しきりにしゃくりあげる。「一度にわっと溜涙(ためなみだ)—・れ咳き上げ歎きしが」〈浄・先代萩〉
せき‐あ・げる【咳き上げる/急き上げる】
[動ガ下一][文]せきあ・ぐ[ガ下二] 1 しきりにせきをする。せきこむ。「苦しげに—・げる」 2 涙がこみ上げてむせる。しゃくりあげる。「悲しみのあまり—・げる」 3 感情が高まる。「白状しけ...
せつ【切】
[音]セツ(漢) サイ(呉) [訓]きる きれる [学習漢字]2年 〈セツ〉 1 刃物などで切る。「切開・切除・切断・切腹・切磋琢磨(せっさたくま)」 2 こすり合わせる。「切歯」 3 ぴった...
すい‐ぜん【垂涎】
[名](スル)《「すいせん」とも》 1 食べたくてよだれを垂らすこと。 2 ある物を手に入れたいと熱望すること。「—の的」「人形の着物にばかり眼をつけてさっきからしきりに—している」〈谷崎・蓼喰...
せがみ‐た・てる【せがみ立てる】
[動タ下一][文]せがみた・つ[タ下二]しきりに頼み込む。盛んにねだる。「書生さん達は…、早く飯にしろと—・てるに違いない」〈有島・星座〉
しわぶか◦う【咳かふ】
[連語]《動詞「しわぶく」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》しきりにせきをする。「糟湯酒(かすゆざけ)うちすすろひて—◦ひ鼻びしびしに」〈万・八九二〉
しょく‐しょく【喞喞】
[ト・タル][文][形動タリ]虫のしきりに鳴くさま。また、悲しみ嘆くさま。「—たる寒虫は夜霜に苦んで戸上に鳴く」〈菊亭香水・世路日記〉
しょぼ‐しょぼ
[副](スル) 1 雨があまり激しくなく降りつづくさま。「雨が—(と)降り続く」 2 疲れなどで、目をはっきりあけられず、しきりにまばたきをするさま。「眠くて目が—(と)する」 3 力が衰えて、...
しら‐はぎ【白萩】
1 白い花の咲くハギ。ミヤギノハギの変種といわれるシロバナハギなど。《季 秋》「—のしきりに露をこぼしけり/子規」 2 ヌマトラノオの異称。
しき‐な・く【頻鳴く】
[動カ四]しきりに鳴く。「鳴く鶏はいや—・けど降る雪の千重に積めこそ我が立ちかてね」〈万・四二三四〉