いっぽん‐ばな【一本花】
死者の枕元に供える花。ふつう樒(しきみ)を用い、1本だけ立てる。
いつか・し【厳し】
[形シク]りっぱで重々しい。いかめしい。「昔の例(ためし)よりも事添へて、—・しき御ありさまなり」〈源・少女〉
いつく・し【厳し/美し/慈し】
[形シク]《「稜威(いつ)奇(く)し」の意という》 1 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそかである。「そらみつ大和の国は皇神(すめがみ)の—・しき国」〈万・八九四〉 2 ...
いで・いる【出で居る】
[動ワ上一] 1 ある場所に出て座る。「御格子(みかうし)ども上げわたして、人々—・ゐたり」〈源・花宴〉 2 開けた場所に出ていって住む。「さる海づらに—・ゐたる、ひがひがしきやうなれど」〈源・若紫〉
い‐どころ【居所】
1 いる場所。住まい。住所。いどこ。「—を知らせる」「虫の—が悪い」 2 《すわる場所の意から》尻(しり)。おいど。いしき。「たらひに水を汲みて、—をひたし」〈伽・福富長者〉 3 俳諧で、庭・井...
いどま・し【挑まし】
[形シク]《動詞「いどむ」の形容詞化》張り合うようである。競争心が強い。「—・しき御心も添ふべかめれ」〈源・行幸〉
いなば‐じんじゃ【伊奈波神社】
岐阜市伊奈波通りにある神社。主祭神は五十瓊敷入彦命(いそにしきいりひこのみこと)。正一位伊奈波大明神。
いなび‐の【稲日野】
「印南野(いなみの)」に同じ。[歌枕]「—も行き過ぎかてに思へれば心恋しき加古(かこ)の島見ゆ」〈万・二五三〉
いな‐も‐お‐も【否も諾も】
[連語]《「お」は承諾の意の感動詞》不承知も承知も。否も応も。「—欲しきまにまに許すべきかたちは見ゆや我も寄りなむ」〈万・三七九六〉
いばらきけんりつ‐いりょうだいがく【茨城県立医療大学】
茨城県稲敷(いなしき)郡阿見町にある公立大学。平成7年(1995)の開学。