い‐の‐しし【猪】
《「猪(い)の獣(しし)」の意で、「しし」は食肉用のけものをいう》偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類。体長約1.4メートルで、首が短く、背面に黒褐色の剛毛がある。雄は犬歯が発達している。夜行性...
じゅうぎょう‐まん【獣形幔】
平安時代、即位・朝賀など大儀のとき、大極殿(のち紫宸殿(ししんでん))の前面軒下に張り渡した幕。白綾の幕の中央に金色の太陽を、左右に瑞雲・竜虎・麒麟(きりん)・獅子(しし)・天馬などを5色の糸で...
から‐じし【唐獅子】
《「から」は外国風の意。「からしし」とも》 1 獅子を猪(いのしし)・鹿(しし)と区別した呼び名。 2 獅子を美術的に装飾化・図案化したもの。特に、桃山時代から盛んになった。屏風(びょうぶ)・衝...
しし‐がしら【獅子頭】
1 獅子舞に使用する、木製の獅子の頭部をかたどったもの。広義には猪(いのしし)・鹿(しか)をかたどったものも含む。《季 新年》 2 金魚の品種で、頭に肉こぶがあるもの。オランダシシガシラ・ランチ...
か‐の‐しし【鹿/鹿肉】
《「しし」は猪(いのしし)や鹿など食肉用の野獣の総称》 1 鹿のこと。「猪(ゐ)のしし—は知らず、いくさはただ平攻(ひらぜ)めに攻めて勝ったるぞ、心地はよき」〈平家・一一〉 2 鹿の肉。「相とも...
ひれあし‐しぎ【鰭足鷸】
チドリ目ヒレアシシギ科の鳥の総称。全長約20センチ。足指にひれがある。雌のほうが大形で羽色も派手。抱卵は雄が行う。日本にはアカエリヒレアシシギとハイイロヒレアシシギが春・秋に渡来、海洋上や海岸で...
はやし【林】
姓氏の一。 [補説]「林」姓の人物林大(はやしおおき)林海象(はやしかいぞう)林和男(はやしかずお)林鵝峰(はやしがほう)林京子(はやしきょうこ)林倭衛(はやししずえ)林子平(はやししへい)林述...
しし【獣/猪/鹿】
《「肉(しし)」と同語源で、それをとる獣をいう》 1 けもの。けだもの。特に、肉の美味な、猪(いのしし)・鹿(しか)。《季 秋》 2 「猪狩(ししが)り」の略。「ことに—の上手にて、力のつよきこ...
ちょ【猪】
[人名用漢字] [音]チョ(呉)(漢) [訓]い いのしし 動物の名。イノシシ。「猪突/野猪」 [補説]「猪」「猪」ともに人名用漢字。 [名のり]しし [難読]猪牙船(ちょきぶね)・猪口(ちょく...
ちょとつ‐きゆう【猪突豨勇】
《「漢書」食貨志から。「豨」はイノシシの子の意》イノシシやイノシシの子のように、あとさきを考えずに突き進む勇気。また、そうした勇気のある人。猪勇。