しぜん‐さいむ【自然債務】
債務者が自ら進んで債務を弁済すれば有効な弁済となるが、債権者からは履行を訴求できない債務。債権について消滅時効が完成し、かつ債務者が裁判上時効の援用をした場合など。
しぜん‐ざんりゅうじか【自然残留磁化】
自然界に見られる残留磁化。溶岩が冷えて固まる過程で、地磁気の向きに合わせて岩石が磁化されて残る熱残留磁化、海底や湖底で磁性鉱物が堆積する過程で、地磁気に影響されて統計的に特定方向に配列する堆積残...
しぜん‐ざんりゅうじき【自然残留磁気】
⇒自然残留磁化
しぜん‐し【自然史】
1 人類発生以前の自然界、または人間以外の自然界の発展の歴史。自然界を人間の存在に関係あるものとして、歴史的な意味を与える考え方による概念。 2 マルクス主義で、自然を弁証法的に発展するものとし...
しぜん‐し【自然死】
外傷や病気によるのではなく、加齢現象が進み、老衰によって死亡すること。
しぜん‐しつぎょうりつ【自然失業率】
景気やインフレの動向に影響されず、労働市場や賃金の構造によって決定される失業率。
しぜん‐しほん【自然資本】
森林・土壌・大気・水・生物資源などを、経済学における資本とみなしたもの。フローとしての生態系サービスを生み出す基盤となるストックとしての自然をさす。
しぜん‐しゃかい【自然社会】
血縁または地縁によって、個人の意志や目的と関係なく成立している社会。→人為社会
しぜん‐しゅうきょう【自然宗教】
1 自然発生的に展開した宗教。アニミズム・呪物(じゅぶつ)崇拝・自然崇拝などで、未開宗教・原始宗教といわれるもの。 2 神の恩恵に基づく啓示宗教に対して、人間の本性である理性に基づく宗教。理神論...
しぜん‐しゅぎ【自然主義】
1 哲学で、自然を唯一の実在・原理として、精神現象を含む一切の現象を自然科学の方法で説明しようとする立場。 2 倫理学で、道徳に関する事象を本能・欲望・素質など人間の自然的要素に基づいて説明する...