しぶ‐いち【四分一】
1 一つのものを四つに割った一つ。4分の1。四半分。 2 建築で、壁面の入り隅などに取り付ける細長い木。 3 銅3、銀1の割合で作った日本固有の合金。装飾用。朧銀(おぼろぎん)。
しぶいち‐の‐いえ【四分一の家】
《昔、大臣の邸宅は1町の定めであったところから》1町の4分の1の、狭い邸宅。「—にて大饗し給へる人なり」〈大鏡・時平〉
しぶ‐いろ【渋色】
柿渋のような茶褐色。うすがき色。「—の羽織」
しぶ‐うちわ【渋団扇】
表面に柿渋を塗った、じょうぶで実用的なうちわ。《季 夏》「何思ふ長雪隠(ながせっちん)の—/許六」
しぶ‐かたびら【渋帷子】
柿渋を塗ったかたびら。
しぶ‐かっせんじょう【四部合戦状】
鎌倉時代に成立した四つの軍記物語。保元物語・平治物語・平家物語・承久記。
しぶかわ【渋川】
群馬県中央部の市。赤城山・榛名(はるな)山に東西を挟まれる。三国街道の宿場町・市場町として発達。伊香保温泉が有名。平成18年(2006)2月、北橘村・赤城村・子持村・小野上村・伊香保町と合併。人...
しぶかわ【渋川】
姓氏の一。 [補説]「渋川」姓の人物渋川景佑(しぶかわかげすけ)渋川玄耳(しぶかわげんじ)渋川春海(しぶかわしゅんかい)渋川春海(しぶかわはるみ)渋川伴五郎(しぶかわばんごろう)
しぶ‐かわ【渋皮】
1 樹木や果実の表皮の内側にある薄い皮。タンニンを含んでいて渋い。あまかわ。 2 あかじみてきたない肌。また、あか抜けのしない肌。しぶりかわ。
渋皮(しぶかわ)が剝(む)・ける
1 あか抜けして美しくなる。洗練される。「—・けたいい女」 2 物事に慣れて巧みになる。