いそろくじょう【異素六帖】
洒落本。2巻。沢田東江著。宝暦7年(1757)刊。僧侶・歌学者・儒者の三人がより集まって遊里について論じるという筋。書名は中国の仏書「義楚六帖」をもじったもの。江戸洒落本の祖といわれる。
いちご‐の‐かんじょう【一期の灌頂】
人の死ぬ時、成仏のしるしとして行う灌頂。
いちじ‐じょう【一字状】
一字御免の旨を記した文書。一字書出(かきだし)。
いちじつ‐じょう【一実乗】
仏語。唯一の、真実の理を説く教え。特に、法華経の教え。一乗。
いち‐じょう【一乗】
《唯一の乗り物の意》仏語。仏の真実の教えは絶対平等であり、それによってすべての人が成仏できると説く教法。教法を悟りの彼岸に運ぶ乗り物にたとえた語。法華経を中心に置く天台宗で特に強調。一仏乗。
いち‐じょう【一場】
1 一つの場。一つの場面。一席。「—の喜劇」 2 その場限りのこと。わずかの間。「栄華は—の夢と化した」
いち‐じょう【一定】
[名]確かにそれと決まっていること。「往生は—と思へば—、不定(ふぢゃう)と思へば不定なり」〈徒然・三九〉
[副]まちがいなく。必ず。きっと。「かほどの大男のことなれば、—武勇も人に超えつろ...
いち‐じょう【一条】
1 ひと筋。1本。「—の光」「—の活路を見いだす」 2 箇条書きのひとくだり。文章の中の一節。一条項。「—の注意書き」 3 ある一つの事柄。一つの事件。一件。「話題がその—に及ぶ」「巧に件の不都...
いちじょう【一条】
平安京の条坊の一。また、東西に通じる大路の名。一条大路。
いちじょう【一条】
五摂家の一。鎌倉初期、九条道家の三男実経が京都一条に住んだのに始まる。