せんきょう‐し【宣教使】
明治2年(1869)大教宣布運動を推進するために設けられた官庁。初め神祇官(じんぎかん)、のち神祇省に属し、同省廃止後、活動は教部省に引き継がれた。
だいじょう‐かん【太政官】
1 律令制で、神祇官(じんぎかん)と並ぶ中央の最高行政機関。八省以下を統轄して政務を行った。長官は太政大臣で、これに次いで左右大臣があり、のちに内大臣が置かれた。事務局として少納言局・弁官局が付...
つきなみ‐の‐まつり【月次の祭】
陰暦6月と12月の11日に、神祇官(じんぎかん)で行われていた神事。伊勢神宮をはじめ304座の全国主要神社に幣帛(へいはく)を奉り、天皇の健康と国家の平安を祈る。もと月ごとに行われるべきもので...
に‐かん【二官】
律令制で、神祇官(じんぎかん)と太政官(だいじょうかん)のこと。
にこ‐よ【和世】
6月・12月の大祓(おおはらえ)のとき、神祇官(じんぎかん)から天皇の贖物(あがもの)として献じた和妙(にきたえ)の衣。⇔荒世(あらよ)。
はたもと‐やっこ【旗本奴】
江戸前期、徒党を組んで江戸市中をのし歩いた旗本の青年武士。大小神祇(じんぎ)組・白柄(しらつか)組・六方(ろっぽう)組が有名。→町奴(まちやっこ)
みや‐じ【宮主】
律令制で、神祇官(じんぎかん)に置かれ、宮中の神事をつかさどった職員。のちには斎院司にも置かれた。みやぬし。
よぎ‐な・い【余儀無い】
[形][文]よぎな・し[ク] 1 他になすべき方法がない。やむをえない。「辞任を—・くされる」「—・い事情で参加を見合わせる」 2 異議がない。「申し上ぐるところの辞儀(じんぎ)、—・し」〈曽我...
よしつね‐でんせつ【義経伝説】
源義経にまつわる英雄伝説。その生い立ちや、平家追討の際の戦略や行動、兄頼朝の不信からの逃避行、また、平泉で死んだのではなく、蝦夷地(えぞち)へ逃れ、さらに大陸に渡って成吉思汗(ジンギスカン)にな...
りょうぶ‐しんとう【両部神道】
真言系の仏教家によって説かれた神道。密教の金剛界・胎蔵界両部の中に神道を組み入れ解釈しようとする神仏習合の思想。その思想的萌芽(ほうが)は行基・最澄・空海にみられ、神祇(じんぎ)に菩薩(ぼさつ)...