すじ‐かい【筋違い/筋交い】
1 斜めに交差していること。また、斜めであること。はすかい。「—にしばる」「交差点を隔てて—にある家」 2 木造建築などで、地震・風などによる変形を防ぐため、骨組みの間に斜めに入れる材。
すじかい‐もん【筋違門】
江戸城外郭門の一。現在の千代田区神田須田町1丁目にあった、内神田から外神田に出る関門。交通量が多く、昼夜ともに開門していた。筋違橋門。
すじ‐か・う【筋違ふ/筋交ふ】
[動ハ四] 1 斜めに交差する。はすかいになる。「箸のいときはやかにつやめきて—・ひ立てるもいとをかし」〈枕・二〇一〉 2 斜めに向かい合う。「いかでかは—・ひ御覧ぜられむとて、なほ伏したれば...
すじ‐かえ【筋違へ】
「筋違(すじか)い」に同じ。「戌亥のかたへ—に、とびこえとびこえ焼けゆけば」〈平家・一〉
すじ‐かぶと【筋兜】
鉢のはぎ合わせの鋲頭(びょうとう)を出さずに縁(へり)の筋だけを立てた兜。
すじ‐かまぼこ【筋蒲鉾】
魚の筋や皮、中落ちなどで作ったかまぼこ。おでんだねなどに用いる。