せい‐せい【精誠】
《「せいぜい」とも》まじりけのないまごころ。純粋な誠実さ。「古くからの土地の神に、—をいたしていた」〈柳田・山の人生〉
せい‐せい【精製】
[名](スル) 1 十分に念を入れてつくること。「材料を選び—した品」 2 まじりものを除いて、純良なものをつくりあげること。「原油を—する」
せい‐せい【整正】
[名](スル)正しく整えること。正しく整っていること。「軍律を—するの力なきは」〈小幡篤次郎訳・上木自由論〉
せい‐せい【整斉/斉整】
[名・形動](スル) 整いそろっていること。整えそろえること。また、そのさま。「威権最も強盛にして、礼楽征伐の法、—ならざるはなし」〈福沢・学問のすゝめ〉 「真に邦国を—せんと欲する」〈岡部啓...
せい‐せい【凄凄】
[形動タリ] 1 寒く冷たいさま。寒々とものさびしいさま。また、涼しいさま。「—たる微陽のまへ、遠路に臨んで眼(まなこ)をきはむ」〈平家・五〉 2 雨雲のわくさま。〈色葉字類抄〉
せい‐せい【井井】
[ト・タル][文][形動タリ]秩序正しく、きちんと整っているさま。「立法行政の事務を調査し、—と条理あらしめ」〈鉄腸・雪中梅〉
せい‐せい【正正】
[ト・タル][文][形動タリ]正しく整っているさま。「容色—として屈撓(くっとう)せず」〈織田訳・花柳春話〉
せい‐せい【青青】
[ト・タル][文][形動タリ]あおあおとしているさま。「草木は年中—として枯槁(ここう)せず」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
せい‐せい【済済】
[ト・タル][文][形動タリ]多くて盛んなさま。さいさい。「—たる著名人が会する」「多士—」
せい‐せい【萋萋】
[ト・タル][文][形動タリ]草木の茂っているさま。さいさい。「水草の—と繁茂して居る気味の悪い沼地」〈荷風・あめりか物語〉