やり‐の・ける【遣り退ける】
[動カ下一][文]やりの・く[カ下二] 1 巧みにやりとげる。やってのける。「もののみごとに—・ける」 2 車などを動かしてそこから退かせる。「基盛が車を門外に立てたりけるを、御随身—・けよと責...
やり‐した【槍下】
1 槍の下。〈日葡〉 2 槍で突き伏せること。また、突き伏せられること。「痛手を蒙(かうむ)り、—にして討たれにけり」〈信長記・一〉
やり‐すご・す【遣り過ごす】
[動サ五(四)] 1 あとから来るものを先に行かせる。「電車を何台も—・す」 2 なすがままにしてほうっておく。「夕立を—・す」「酔漢を見ぬふりをして—・す」 3 物事を限度を超えてする。やりす...
やり‐こ・める【遣り込める】
[動マ下一][文]やりこ・む[マ下二]相手を言いまかし、黙らせる。「娘に—・められる」
や・る【遣る】
[動ラ五(四)] 1 そこへ行かせる。さしむける。送り届ける。「子供を大学へ—・る」「使いを—・る」「手紙を—・る」 2 漕(こ)いだり、走らせたりして進める。「車を—・る」 3 そちらへ向ける...
やも
[係助]《係助詞「や」+係助詞「も」から。上代語》 1 (文中用法)名詞、活用語の已然形に付く。 ㋐詠嘆を込めた反語の意を表す。「うつせみの世—二行くなにすとか妹(いも)に逢はずて我(あ)がひと...
やみ‐うち【闇討ち】
[名](スル)闇にまぎれて人を襲うこと。また転じて、不意を襲うこと。不意打ち。「—に遭う」「—を掛ける」「—を食わせる」
やら・せる【遣らせる】
[動サ下一][文]やら・す[サ下二]「やらす」に同じ。「次回は彼に—・せる」
やり【遣り】
1 やること。行かせること。 2 取引で、売り。「五買い、六—」 3 「遣り手(て)4」の略。「—がせっかん針が出てとりさへる」〈柳多留・一二〉
やり‐よ・す【遣り寄す】
[動サ下二]車などを進めて近寄らせる。「白きしもとなど見付けたるに、近く—・するほど」〈枕・一六〇〉