そつ‐じ【卒爾/率爾】
[名・形動] 1 にわかなこと。また、そのさま。だしぬけ。突然。「驚ろかされた人のように、—な質問を掛けた」〈漱石・明暗〉 2 軽率なこと。また、そのさま。かるはずみ。「為朝—に死すべからず」〈...
そつじ‐ながら【卒爾乍ら】
[副]突然で失礼だが。人に声を掛けたりするときに用いる。「—少々おたずねします」
そつ‐じゅ【卒寿】
《「卒」の俗字「卆」が「九」と「十」から成り立っているところから》90歳のこと。また、その祝い。
そつ‐ぜん【卒然/率然】
[ト・タル][文][形動タリ]事が急に起こるさま。だしぬけ。突然。しゅつぜん。「—として姿を消す」
そつ‐ぞく【卒族】
明治初期、軽輩武士に対する身分的呼称。明治5年(1872)世襲であった者を士族、1代限りの者を平民に編入して廃止。卒。
そつ‐どく【卒読】
[名](スル)読みおえること。読了。また、ざっと読むこと。「手紙を—する」「終わりのほうは…駈け足で—した」〈嘉村・業苦〉
そつ‐にゅう【卒乳】
[名](スル)授乳を終えること。子供が成長し、乳を必要としなくなること。期限を決めて行う場合は「断乳」ということもある。離乳。ちばなれ。
そつひこ‐まゆみ【襲津彦真弓】
葛城(かつらきの)襲津彦が用いたという強い弓。「葛城の—荒木にも頼めや君が我が名告(の)りけむ」〈万・二六三九〉
そつ‐ろん【卒論】
「卒業論文」の略。