餓鬼(がき)の目(め)に水(みず)見(み)えず
《餓鬼は、のどが渇きすぎているので、そばに水があっても気づかない意から》熱望するあまり、かえって求めるものが身近にあることに気づかないことのたとえ。
かい‐つくろい【掻い繕ひ】
そばで世話をする人。特に、五節(ごせち)の舞姫の付添役の女房など。かしずき。「—ふたり、童(わらは)よりほかには、すべて入るまじと戸をおさへて」〈枕・九二〉
かた‐え【片方/傍】
1 かたわら。そば。「父の—を遠く離るる事の」〈露伴・風流魔〉 2 対になっているものの一方。片方。片側。「高麗錦(こまにしき)紐(ひも)の—ぞ床に落ちにける」〈万・二三五六〉 3 一部分。「ほ...
かい【介】
[常用漢字] [音]カイ(漢) ケ(呉) [訓]すけ 1 物の間にはさまる。「介意・介在」 2 間に入ってとりもつ。「紹介・仲介・媒介」 3 そばに付き添って助ける。世話をする。「介錯(かいしゃ...
おん‐もと【御許】
1 貴人の居場所を敬っていう語。おもと。みもと。 2 (多く「おんもとに」「おんもとへ」の形で)おそばまでの意で、女性が手紙の脇付(わきづけ)に用いる語。
かい‐しゃく【介錯】
[名](スル) 1 切腹する人のそばに付き添っていて、その人が刀を腹に突き刺すと同時に、その首を斬って死を助けてやること。また、その人。 2 付き添って世話をすること。また、その人。後見。介添え...
かい‐ぞえ【介添え】
[名](スル)《「かきそえ」の音変化》 1 そばに付き添って世話をすること。また、その人。 2 結婚式で、新婦に付き添って世話をすること。また、その役の女性。昔はその女性が実家から新婦についてゆ...
かい‐じょ【介助】
[名](スル)そばに付き添って動作などを手助けすること。介添え。
かじん‐はくめい【佳人薄命】
《蘇軾「薄命佳人詩」から》美人は、病弱で早死にしたり、運命にもてあそばれて、不幸になったりすることが多いということ。美人薄命。
かた‐そ・う【片添ふ】
[動ハ下二]片方へ寄せる。片寄せる。「山かげに—・へて大きやかなる巌(いはほ)のそばだてるを」〈増鏡・新島守〉