たて‐つづ・く【立(て)続く】
[動カ五(四)]同じことや似たことが続けて起こる。「お客様が来たとなると不思議に—・くし」〈有島・或る女〉 [動カ下二]続けて立てる。立て並べる。「車どもいみじく—・けみる」〈宇津保・国譲下〉
たて‐つづ・く【建て続く】
[動カ四]続いて建っている。建ち並ぶ。「次第に賑(にぎ)はひ来たり、民屋四方に—・き」〈色道大鏡・一三〉 [動カ下二]続けて建てる。建て並べる。「表口三十間、裏行六十五間を家蔵に—・け」〈浮...
たて‐つづけ【立(て)続け】
同じことや似たことが間を置かずに続けて行われること。つづけざま。「—の不幸に見舞われる」「—に歌いまくる」
たて‐つぼ【立(て)坪】
土・砂利などの容積の尺貫法の単位。1立て坪は6尺(約1.8メートル)立方。りゅうつぼ。→平坪(ひらつぼ)
たて‐つぼ【建坪】
建物が地表を覆っている坪数。建築面積。→延べ坪
たて‐づま【竪褄/立て褄】
⇒襟下(えりした)
たて‐て【立てて】
[副]主として。もっぱら。特に。「学問を—し給ひければ」〈源・少女〉
たて‐とおし【立(て)通し】
《「たてどおし」とも》 1 ある態度や状況を最後まで続けること。「逃げたいにも逃場がなく—にしつっこく問い詰められ」〈荷風・腕くらべ〉 2 桑の栽培法で、小枝などを剪定(せんてい)しないで放置し...
たて‐とお・す【立(て)通す】
[動サ五(四)] 1 最後まで立てておく。立てつづける。「旗を—・す」 2 主義・方針などを変えないで貫く。ある態度や状況を最後まで続ける。押し通す。「意地を—・す」
たて‐ど【立て所/立て処】
1 物を立てる所。たてどころ。「刀の—もおぼえずして涙を流しければ」〈平治・中〉 2 筆の置きどころ。筆づかい。「そぞろに筆の—も覚え参らせず」〈仮・恨の介・下〉