せい‐しゅん【青春】
《五行説で青は春の色であるところから》 1 夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青年時代。「—を謳歌(おうか)する」「—時代」 2 春。陽春。「—二三月」〈漱石・草枕...
せっ‐か【雪花/雪華】
雪の結晶、または雪の降るのを花にたとえたもの。《季 冬》
せっか‐の‐ひかり【石火の光】
火打ち石を打つときに出る光。きわめて短い時間をたとえていう語。「老少不定の世の中は、—に異ならず」〈平家・一〇〉
精衛(せいえい)海(うみ)を塡(うず)む
《「山海経(せんがいきょう)」北山より》できもしないことを計画して力を尽くし、むだな骨折りになることのたとえ。
せん‐きょう【遷喬】
《「詩経」小雅・伐木から》ウグイスが谷から出て喬木(きょうぼく)に移り住むこと。高い地位に昇進することのたとえ。遷鶯(せんおう)。
千鈞(せんきん)も船(ふね)を得(え)ば則(すなわ)ち浮(う)かぶ
《「韓非子」功名から》千鈞の重さの物でも船があれば水に浮かぶ。愚かな者でも勢力・地位があれば、賢者を抑え世を治めることができるというたとえ。
千金(せんきん)の裘(きゅう)は一狐(いっこ)の腋(えき)に非(あら)ず
《「史記」劉敬・叔孫通伝賛から》高価な皮衣は1匹のキツネのわき毛だけでは作れない。国を治めるには、多くの人材の力によらなければ成し遂げられないというたとえ。
せん‐ごう【繊毫】
1 細かい毛。 2 きわめてわずかなこと、ささいなことのたとえ。「—の瑕疵(かし)もない」
ぜん‐か【前科】
1 以前に法律による刑罰を受けていること。また、その刑。 2 過去のよくない行為のたとえ。「朝帰りの—」
せんこう‐はなび【線香花火】
1 こよりに火薬をひねり込んだ花火。火をつけると松葉のような形の閃光を出す。手花火。花火線香。《季 夏》「庭に出て—や雨あがり/立子」 2 一時的で、すぐ勢いのなくなってしまうことのたとえ。「人...