だいじ‐だいひ【大慈大悲】
仏語。一切衆生の苦を取り除き、楽を与える広大無辺な慈悲。特に、観世音菩薩(ぼさつ)の広大な慈悲。また、観世音菩薩。
だいじっきょう【大集経】
「大方等(だいほうどう)大集経」の略。だいしゅうきょう。
だいじ‐な・い【大事ない】
[形][文]だいじな・し[ク]《「ない」は意味を強める接尾語。近世語》きわめて大切である。「これは近頃—・いものと言ひ出してより」〈浮・曲三味線・二〉
だいじ‐な・い【大事無い】
[形][文]だいじな・し[ク]あまり心配することはない。さしつかえない。たいしたことはない。「さあ、どんな事するのや知らんが、まずうても—・い」〈鏡花・歌行灯〉
大事(だいじ)に懸(か)・ける
大切にする。丁重に扱う。「八円を—・けて、世の中に巡査ほどのものはないと済ましているのが」〈鏡花・夜行巡査〉
大事(だいじ)の中(なか)に小事(しょうじ)なし
大事の場合には、小事を顧みる余裕がない。
大事(だいじ)の前(まえ)の小事(しょうじ)
1 大事をなすには、小事にも気をつけ油断してはならない。 2 大事をなそうとするときは、小事にかまってはいられない。
だい‐じほう【大字報】
中国で、大型の壁新聞のこと。1957年の反右派闘争以降発展、文化大革命のなかで定着した。
だい‐じゃ【大蛇】
大きなへび。おろち。
大蛇(だいじゃ)を見(み)るとも女(おんな)を見(み)るな
女性は人を惑わして修行の妨げとなるから、大蛇よりもおそるべきものであるという戒め。