しどもな・し
1 だらしない。「髪はいつ櫛の歯を入れしや、—・く乱れしを」〈浮・五人女・三〉 2 幼くてたどたどしい。他愛ない。「かの玉章(たまづさ)を見れば…、—・く、さはありながらと」〈浮・一代男・一〉
しったん‐がく【悉曇学】
梵語・梵字に関する研究部門。仏教渡来後、経典中の梵語の音訳語や陀羅尼(だらに)を理解するために、日本で始められた。特に、密教関係の学僧により大きな発展をみ、国語学史上にも多くの影響を与えた。悉曇。
しどけ‐な・い
[形][文]しどけな・し[ク] 1 服装や髪が乱れていて、だらしがない。むぞうさで、しまりがない。「—・い寝巻姿」 2 うちとけた感じで、つくろわない。乱雑であるが、親しみを覚えて好ましい。「今...
し‐ぼさつ【四菩薩】
人間界に最も縁の深い四菩薩。観音(かんのん)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)。 「法華経」涌出品(ゆしゅつぼん)に説く、末世に現れて法華経を世に広める役割をもつ四菩薩。上行...
し‐はらみつ【四波羅蜜】
仏語。涅槃(ねはん)に備わる四つの徳。常・楽・我・浄、すなわち、永遠であること、安穏であること、主体的であること、清浄であること。 金剛界曼荼羅(まんだら)で、大日如来に近侍している四人の女...
しど‐な・い
[形][文]しどな・し[ク]締まりがなく、だらしない。しどけない。「彼は—・くベッドの上に起直りけるが」〈紅葉・金色夜叉〉
じゃ‐よく【邪欲/邪慾】
1 道徳に反した不正な欲望。 2 みだらな欲望。淫欲。「—のとりことなる」
ジャランダル【Jalandhar】
インド北部、パンジャブ州の都市。デリーの北西約420キロメートル、パキスタンに通じる幹線道路上にある交通の要地。周辺で産する小麦、米、サトウキビなどの集散地。かつて織物業で栄えたが、農産物加工や...
しだら‐うた【しだら歌】
《手をたたきながらうたう歌の意》 1 伊勢神宮で、鳥名子(となご)舞のときにうたわれた歌。 2 平安時代、しだらの神を祭るときにうたわれた歌。
じゅん‐い【鶉衣】
《子夏は貧しく、着ている衣服が破れていたのを鶉にたとえた「荀子」大略の故事から》継ぎはぎだらけの衣。みすぼらしい衣服。弊衣。うずらごろも。